#リリース Colメルロ, Karピノグリ2019

ワイン
2021年01月19日

昨年9月2日に酒造免許を取得し「ガクファーム・アンド・ワイナリー」として最初のリリースになります。これを機にワインラベルを新たにして歩み出すことにしました。

ラベル中央のイラストは、穂高岳(前穂高岳から見た奥穂高岳3190m)をモチーフにしたものです。穂高岳は、地元松本市の西端に位置し、ガクファームのぶどう畑のある扇状地を造り出した梓川の源流がある山です。信州松本平を取り囲む山々から厳しくも豊かな自然の恵みを頂きながら「この土地らしさ」を大切にしたワイン造りをしてゆきたいと考えています。

今回2つのワインをリリースいたします。
2月15日まで予約受付。発送は2月17日からを予定しています。

左:Col メルロ2019
右:Kar ピノグリ2019

ご予約:
GAKUFARMウェブショップ
・GAKUFARMウェブサイトの「お問い合わせ」など

酒販店様でも取り扱って頂く予定です。


Col メルロ 2019

3200円(税別)

「Col(コル) メルロ」は、塩尻市岩垂原の標高約700mの扇状地上にある自社畑のメルロで、2017年にファーストヴィンテージとなった「穂高岳人」から名前が変わりました。

Col(コル)は、山岳用語で「鞍部」のこと。山道を登ってゆくと突然目の前に雄大な景色が開ける馬の背状の尾根です。この畑のメルロは、2015年にワイン造りを初めて最初に植えたぶどうで、自分のワイン造りの歩みと共にあります。ワイン造りの山道を登りながら、ひとつのコルに立ちまた山頂を目指す想いを表しています。

2019年は、7月8月と気温が高く雨が降らず葡萄の糖度の上昇に果実の成熟が  追いつかずヒヤヒヤしましたが、9月になると気温が下がり雨が降り、10月10日にはよい葡萄が収穫できました。この畑のメルロのヴィンテージも3年目になってようやく特性が分かってきたので、2017,2018より抽出を抑えめにしてこのメルロ本来の魅力を引き出すようにしました。新樽(75%)で9ヶ月熟成しています。

ベリーの果実味と力強いタンニンが感じられるワインです。飲み頃としては今すぐにでもよいですが、3年、5年と熟成させたいポテンシャルがあります。


Kar ピノグリ 2019

2800円(税別)

「Kar (カール) ピノグリ」は、塩尻市岩垂原にあるCol メルロと同じ畑に2016年に植えたピノグリのファーストヴィンテージです。ぶどう苗は、穂木を自家栽培の台木101-14に接いで自作しており、樹の種から育てている分思い入れのあるぶどう樹です。

Kar (カール)は、山岳用語で「圏谷」のこと。氷河などの浸食により山頂直下の斜面がえぐられてお椀状に窪んだ地形です。冬には深い雪が溜まり、春にはその雪が解けて様々な花が咲き競うお花畑になります。

2019年は、7月8月と気温が高 く雨が降らずぶどうの糖度の上昇が果実の成熟に追いつかずヒヤヒヤしましたが9月になると気温が下がりよい葡萄になりました。9月23日に収穫してバスケットプレスで搾汁、ステンレスタンクで仕込みました。

栽培と醸造ではチオール系の香りを引き出したいと防除にも配慮してきましたが醸造工程での酸化を抑えるのがなかなか難しく、今後の課題となりました。ステンレスタンクで約1ヶ月じっくりと発酵、7ヶ月間熟成させ瓶詰めしました。

白桃の香りと伸びやかな酸が感じられるワインです。