栽培と醸造

栽培
この土地の気候や土壌の特徴を活かした葡萄作りを心がけています。
高温多雨の日本で健全で高品質な葡萄を栽培し収穫するためには、農薬(特に殺菌剤)の使用が不可欠ですが、使用量をできるだけ減らす取り組みを行っています。
ワイン葡萄:
ベト病、灰カビ病、晩腐病などの病原菌は、降雨によって拡散、付着、発病するため、雨よけ(果房のすぐ上にかけるポリシート)を設置し、農薬散布を降雨直後の効果的なタイミングで行うことにより使用量を減らす努力をしています。
殺虫剤の使用は、基本的に萌芽前の硫黄合剤のみとし、樹や果実の状態を確認しながら必要最小限に抑えています。様々な雑草や昆虫、土中生物などによる畑環境の多様性を大切にしたいので、除草剤は使用していません。
ワイン葡萄の苗木は、土壌に合った台木と既存の葡萄樹から優良選抜した穂木との組み合わせで自家生産しています。

品種
メルロを2015年から、ピノグリを2017年から栽培しています。その他、土地に合った葡萄品種を見極めるため、カベルネフラン、ピノノワール、シャルドネ、ソービニヨンブラン、カベルネソービニヨン、リースリング、シュナンブランなどを試験栽培しています。
生食用葡萄は、ナガノパープル、シャインマスカット、シャイニーレディ、黒いベールなどを栽培しており、姿も味も魅力的な葡萄作りを目指しています。

醸造
醸造は塩尻ワイン大学(長野県塩尻市主催)で4年間学んできました。
ぶどうの品種の個性を大切にしながら、この土地らしい個性と魅力があるワインになるように醸造をデザインし、醸造作業を行っています。
発酵は現在、培養酵母で行っていますが、この土地らしさをより表現するため、経験を重ねながら段階的に自然酵母を活かす醸造を模索してゆきたいと考えています。
SO2などの酸化防止剤の使用は、健全なワインを造るために適量は不可欠と考えていますが、原料ぶどうの状態や果汁の分析値を確認しながら、必要最小限に抑えています。 
2017、2018年の醸造は、塩尻市北小野の「いにしぇの里葡萄酒」さんで行わせていただきました。

ワインを造ることになったあれこれ(FBページ)。